どのくらいの人数が受けているの?
かつては全国の運輸支局等にやってくる持ち込み車検の中で、ユーザー車検は1~3%にすぎなかった。しかし車検制度の変革以降、うなぎ登りに増えている。
全国の運輸支局や自動車検査登録事務所には毎年、約2300万台の車が継続検査(車検)を受けに来ている。
地域によっても異なるが、そのうちの8~10%前後がユーザー車検という統計がある。ということは、およそ200万台の車がユーザー車検を受けているというわけだ(ただし、この中には代行業者も含まれる)。
では、どんな人達が受けているかというと、僕自身の体験から言わせてもらえば、車の木質に興味を持ち始めている人やチャレンジ精神のある人だ。意外に聞こえるかもしれないが、かつてメカニックをやっていた人とか、レーサーだった人というのは、なぜか自分で車検を取ろうという人はまずいない。車検を受けることに対する好奇心が磨り減っているからだと勝手に解釈している。
僕はこれまで、中古新規(いったん廃車にした車を復活させるための手続きで、やることは車検とまったく同じだ)を含めると、ユーザー車検を20回以上体験している。その時会った人たちの中でも印象深かったのは、ポルシェ911でユーザー車検をやりに来た夫婦、友達と2人でカリフォルニアから買ってきたカローラTE27(1970年代の車種)の車検を取りにきたメカニック、渋めのバーレーに乗っている学生。
いずれも僕の目には魅力的に映った。
他人のことはあまり言えないが、口や筆ではさも車のことを何でも知っているかのように言っていながら、一度も車検場に足を踏み入れたことのない自動車雑誌の編集者に比べれば、ずっとずっとカッコよくみえる。
- ふだん何もやってなくても大丈夫?
今まで何もやっていなかったのなら、この機会に心を入れ替えて自分の目で真剣にチェックしてほしい。とりあえず定期点検の項目を参考にして点検・整備を行おう。 - どのくらいの人数が受けているの?
かつては全国の運輸支局等にやってくる持ち込み車検の中で、ユーザー車検は1~3%にすぎなかった。しかし車検制度の変革以降、うなぎ登りに増えている。 - ユーザー車検以外に増えた選択肢はどうか?
いっけん安い料金が提示されているチラシには注意すること。2年点検(24か月点検)などが別料金になっていることもあるからだ。 - ユーザー車検、ディーラー車検、民間車検場って何か違うの?
民間車検場は、全国の修理工場8万7000軒のうちわずかに2万6000軒。あとの自動車修理工場(認証整備工場)は、運輸支局などに車を持ち込んで車検を行う。 - ユーザ一車検はやりやすくなった?
新車両法では 1.「前検査・後整備」が認められた 2.11年を過ぎた乗用車の車検期間が2年に延長 3.定期点検の項目数が減った 4.乗用車の6か月点検がなくなった。 - 車検って自分で直接受けてもいいの?
車検は正式には『継続検査』という。この継続検査は、使用者(=ユーザー)が行うのが本来の姿。業者に委ねるのは、法的に言えば本流ではないのだ。 - 得するのはお金だけ?
『自分の車は自分で管理する』。この精神を大切にするなら車検はいいチャンス。肝心なところをチェックするからだ。さらに車検のシステムがある程度見えてくる。 - ユーザー車検は、いくら安くできるの?
ユーザー車検が1400円じゃダメなことは分かった。それなら実際はいくらでできるのか?ディーラーよりいくら安いのだろうか? - ユーザー車検は、安くできるって本当?
ユーザー車検は、『車検整備費用』と『代行手数料』をケチることなのだ。だから、法定費用といわれる自賠責保険代、重量税などはユーザー車検でも当然必要である。