メカ知識はどのくらい必要?
車検を通すだけならほとんどメカ知識はいらない。でも、自分の車を安全に使うため、自分の目で点検を行う。そのぐらいのメカ知識を身につけてほしい!
はっきり言えば、車検を通すためだだけならメカ知識はほとんど必要ない。車検場の検査ラインをバスする上で必要なことは、慣れであり、要領である。わずか10~12分で終了する検査ラインをうまく流せばいいわけだ。これが上手なのが、車検代行業者といえる。
彼らの中には、特別メカには詳しくない人も少なくない。極端な話まったくメカが分からなくても、検査ラインでの要領を完璧にマスターしていれば大丈夫なのだ。逆に僕なんか、年に2回ぐらい受けることがあるが、頭が悪いせいか、排ガスのテストをやらずに出てきてしまったり、あきれるミスをよくやる(ちなみに、再検でバスできればいいと思っているから気が楽だ)。
実を言うと、一番メカ知識が必要なのは、定期点検整備記録簿を記入するところ。あるいは、その車の走行状態などから判断してオイルを交換したり、エレメントを取り替えたり、ブレーキのバッドを業者に交換させる決断をすること。ここにメカ知識が要求される。
正直言って、メカ知識なるものは、すぐには身に付かない。でも、このサイトを読んで理解できる人なら、車検に関するメカ知識は2週間たらずでマスターできる。拙著『広田流こだわりカーメンテナンス・バイブル』や『20年20万キロもたせるメンテの極意』(山海堂)などを参考にしてもらえば、さらに上級のメカ知識や実践法を身につけることができる。何事もそうなのだが、多少の失敗や恥ずかしい思いをするの
を恐れず、チャレンジする気持ち、好奇心を抱くことが大切だ。はじめからベテランの人はいないのだから。
- 書類を作るのが大変そうだが?
代書屋さんに頼めば3000円前後で片がつく。が、見本が車検場にはあるし、書類代は一式30円程度なので、自分で作成してほしい。車検証と見本をじっくり見ながら記入すれば簡単にできる。 - メカ知識はどのくらい必要?
車検を通すだけならほとんどメカ知識はいらない。でも、自分の車を安全に使うため、自分の目で点検を行う。そのぐらいのメカ知識を身につけてほしい! - 1回目の車検は何もしなくていいというのは本当?
これからは年数よりも走行距離で車の管理を考えてほしい。となると、わずか3年なら多くて3万km。普通に走っていればオイル交換程度で大丈夫といえるが、きちんと点検はすべきだ。 - ふだん何もやってなくても大丈夫?
今まで何もやっていなかったのなら、この機会に心を入れ替えて自分の目で真剣にチェックしてほしい。とりあえず定期点検の項目を参考にして点検・整備を行おう。 - どのくらいの人数が受けているの?
かつては全国の運輸支局等にやってくる持ち込み車検の中で、ユーザー車検は1~3%にすぎなかった。しかし車検制度の変革以降、うなぎ登りに増えている。 - ユーザー車検以外に増えた選択肢はどうか?
いっけん安い料金が提示されているチラシには注意すること。2年点検(24か月点検)などが別料金になっていることもあるからだ。 - ユーザー車検、ディーラー車検、民間車検場って何か違うの?
民間車検場は、全国の修理工場8万7000軒のうちわずかに2万6000軒。あとの自動車修理工場(認証整備工場)は、運輸支局などに車を持ち込んで車検を行う。 - ユーザ一車検はやりやすくなった?
新車両法では 1.「前検査・後整備」が認められた 2.11年を過ぎた乗用車の車検期間が2年に延長 3.定期点検の項目数が減った 4.乗用車の6か月点検がなくなった。 - 車検って自分で直接受けてもいいの?
車検は正式には『継続検査』という。この継続検査は、使用者(=ユーザー)が行うのが本来の姿。業者に委ねるのは、法的に言えば本流ではないのだ。 - 得するのはお金だけ?
『自分の車は自分で管理する』。この精神を大切にするなら車検はいいチャンス。肝心なところをチェックするからだ。さらに車検のシステムがある程度見えてくる。 - ユーザー車検は、いくら安くできるの?
ユーザー車検が1400円じゃダメなことは分かった。それなら実際はいくらでできるのか?ディーラーよりいくら安いのだろうか? - ユーザー車検は、安くできるって本当?
ユーザー車検は、『車検整備費用』と『代行手数料』をケチることなのだ。だから、法定費用といわれる自賠責保険代、重量税などはユーザー車検でも当然必要である。